【腎臓病最新ニュース】iPS細胞で腎機能回復へ!京都大学が慢性腎臓病治療に前進
これはすごいと思ったので私のブログに載せちゃいますね?2025年4月、京都大学iPS細胞研究所(CiRA)の研究チームが、慢性腎臓病(CKD)の画期的な治療法につながる大きな成果を発表しました。ヒトiPS細胞から作製した「腎前駆細胞(じんぜんくさいぼう)」を病気のマウスに移植したところ、腎機能の低下を食い止め、線維化や細胞の老化も抑制されたことが確認されました。
この研究は、腎不全に至る前の新たな治療法として、人工透析や腎移植に依存しない未来を切り拓く可能性を秘めています。
■ iPS細胞から腎臓再生へ、3つの注目ポイント
1. 腎前駆細胞の大量培養に成功
従来困難だった腎臓のもととなる細胞(腎前駆細胞)の大量培養に成功。新たに開発したCFY培養液により、2回の継代で100倍以上の増殖を実現しました。
2. 必要な細胞を正確に選別
細胞表面マーカー「c-MET」を用い、治療に適した細胞のみを純粋に選別。これにより移植後の効果や安全性が高まりました。
3. マウス実験で腎機能改善
慢性腎臓病を再現したマウスに腎前駆細胞を移植すると、腎機能の低下を抑えるだけでなく、腎臓組織の線維化や細胞老化も大幅に改善されました。
■ 実用化はいつ? 今後の展望
京都大学の研究チームは、今後数年以内の臨床応用(ヒトへの治験)を目指しています。iPS細胞から作られた腎臓細胞が、再生医療として腎臓病治療の常識を変える日も近いかもしれません。
慢性腎臓病は、日本で1330万人以上が罹患しているとされ、進行すれば人工透析が必要となる深刻な疾患です。この研究は、多くの患者さんにとって希望の光となる最新医療ニュースです。
■ まとめ:腎臓病治療が変わる時代へ
再生医療の最前線であるiPS細胞研究が、腎臓病治療の新しい選択肢を提供しようとしています。今後もこの分野の動向から目が離せません。
慢性腎臓病, iPS細胞, 腎臓再生, 京都大学, 再生医療, CKD治療, 人工透析代替, 腎臓病ニュース
コメントする